【2022年】ブリヂストンが約20%下落|原材料費の高騰で関連銘柄も下落傾向
自己資本比率&有利子負債倍率共に優秀な高配当銘柄「ブリヂストン」
2022年2月半ばに高値の「5300円~5400円台」をとる好調ぶりで、配当以外に短期売買も魅力的な銘柄でした。
しかし、2022年2月17日以降から雲行きが怪しくなり、2022年3月2日には高値から約20%も下落しました…。
「なんで短期間に20%も下落したの!?」
このように、衝撃を受けている方もいると思います。
そこで、ブリヂストンの株価下落の原因を、私見ですが解説したいと思います。
原材料費の高騰が原因か?ゴム製品を扱う銘柄も苦境に立たされる
ブリヂストンの株価下落の原因として「原材料費の高騰」が考えられます。
昨今、タイヤ業界も環境問題を考え石油を使わない「天然ゴム(原料:ゴムの木)」を進めています。
ですが一長一短に全てを天然ゴムにするのは不可能であり、現在も「石油」を使用した「合成ゴム」で製造しているのです。
今までなら、原油価格も安定していましたし、未知のウィルスが発生した時は原油が余っていたほどでした。
しかし!経済活動の再開や欧州の電力発電、ウクライナ危機等で「原油高」が進行!
ブリヂストンを始めとするタイヤ業界は、原材料費高騰の波に飲まれたのです。
結果、以下のように負の連鎖が始まりました。
原材料費の高騰 | 原材料費が高くても、商品が作れなくなるため高買いするしかない |
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価格転嫁 | 急な価格転嫁は購買層から嫌われる。そのため据え置き、または微々たる値上げしかできない |
収益 | コストが増大したのに収益を挙げられないため、売上&粗利が下がる |
株価 | 原材料費の高騰で「決算は厳しくなるのでは?」と感じる株主が売却し、株価が下がる |
これらは、あくまでも私の予想ですが原材料費の高騰により、ブリヂストンを始めとするタイヤメーカーは苦境に立たされています。
関連銘柄も大打撃|TOYOタイヤ&横浜ゴムも株価下落
ブリヂストンだけでなく、タイヤメーカーの大手「TOYOタイヤ」「横浜ゴム」等も、合わせて株価が下落しています。
●TOYOタイヤ:2021年7月の高値「約2300円」から約800円下落
●横浜ゴム:2021年6月末の高値「約2500円」から約1000円下落
私見ですが、原材料費の高騰が続く間はタイヤメーカーを始めとする「ゴム関連」の銘柄は避けた方が良いと思われます。
原油高がひと段落し、市場も落ち着いた頃に投資した方が良いでしょう。
既にブリヂストンやTOYOタイヤ等の、ゴム関連&高配当銘柄を保有している方は、時期を見て買い増しを検討しましょう。
高配当銘柄は安定した株価が基本であり、大幅下落を頻繁に発生させません。
今すぐ欲しい気持ちは分かりますが、市場の動向を見てから投資や買い増しを検討しましょう。
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