株主優待の拡充or改悪はフリーキャッシュフローで丸わかり!?フリーキャッシュフローとは?株主優待で確認したい優良株の目安は?
株主優待ならクオカードやカタログギフト、企業の優待サービスなどを楽しめます!
継続的に株主優待が続くと良いですし、さらに優待が拡充されると嬉しいですよね?
実は、株主優待が拡充されるか改悪されるか、企業が公表している「フリーキャッシュフロー」で分かります。
また配当金目当ての方も、フリーキャッシュフローを一目確認すれば、配当金の増額や減額されるか?予想を立てられるのです。
フリーキャッシュフローとは何か?確認方法は?等々、株主優待を検討されている方のため特別に解説していきます。
目次
自由に使えるお金はいくら?フリーキャッシュフローとは?計算式は?
フリーキャッシュフローとは、企業が自社の事業で得たお金の内、自由に使えるお金がいくらあるか?示した数値です。
決算資料や財務資料などから計算する時、以下の計算式を利用します。
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー
企業にとって、自由に使えるお金が多ければ多いほど、新規事業への投資や借入金額の返済、そして株主優待や配当が行えるのです。
さらに借入金を返済すれば「自己資本比率」が増えるため、自己資本比率の改善により財務の健全性をアピールできます。
反対にフリーキャッシュフローが少ないと、企業を存続させるために「借入金の増加」や「資産売却」などが多くなり、株主優待や配当を出せる状況ではありません。
結果、株主優待の改悪や最悪の場合、廃止にもつながるのです。
フリーキャッシュフローの確認にひと手間ありますが、確認することで改悪&廃止リスクを避けられますよ。
株主優待はフリーキャッシュフローがあると安心!?配当金にも影響します
フリーキャッシュフローが何か?分かったところで、フリーキャッシュフローを活用した株主優待探しに移ります。
優秀な株主優待としてよく耳にするのが「沖縄セルラー電話(9436)」です。
この企業は、沖縄県で携帯電話事業を行う地域会社であり、auでお馴染みの「KDDI」の子会社です。
100株保有すると「au PAY マーケット商品カタログギフト(3,000円相当)」がプレゼントされ、配当まで受け取れます。
ではフリーキャッシュフローはいくらか?今回は「株探」を活用して見ていきましょう。
金額は年々異なりますが、マイナスを出さず常に余裕を持ったフリーキャッシュフローですね!
潤沢なフリーキャッシュフローがあれば、株主優待廃止の危険性もなくなりますし、配当も継続して出せます。
改悪&廃止の危機!フリーキャッシュフローが少ない、マイナス企業に要注意
潤沢なフリーキャッシュフローの企業もあれば、厳しい企業もあります。
例として「ペッパーフードサービス(3053)」を見ていきましょう。
直近は確かにプラスですが、安定したフリーキャッシュフローではありませんね?
ペッパーフードサービスは2020年7月にペッパーランチを売却、その後も不採算店舗の閉店も重なり、フリーキャッシュフローが上がっているのです。
ただし厳しい状況下は変わらず、今後どのように発展するか不透明のため、株主優待である「100株:1,000円分(500円×2枚)」を得るかどうか?自己責任で投資しましょう。
優良株主優待を探すならフリーキャッシュフローを確認しましょう
継続して株主優待を出せるかどうか?フリーキャッシュフローで分かります。
「A社の株主優待がみんなに人気だから選ぶ!」で選ぶと今後、継続して出せるか分かりませんし、改悪や廃止リスクにつながります。
直感で株主優待を選ぶのも絶対にいけません!
安定した株主優待が欲しいなら、少し時間を割いて狙っている企業のフリーキャッシュフローを確認しましょう。
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